バルコニーが印象的な外観。
青い空にテラコッタ調の三州瓦が映える。
リビングからバルコニーを見る。
海が近いために塩で錆びてしまうので、
手すりの水切りはステンレスの特注品で、
アトリエプラトーの河合光さんにオーダーした。
歳月を重ねて味わいを深めた無垢の木の家具。
玄関まわりは、タイルや漆喰の素材感が
感じられる心地よい空間。
「歳月を経て風合いを増す 自然素材を使った家 」家和楽工房㈱植松一級建築士事務所
http://www.chilchinbito-hiroba.jp/HouseFeatureDetail.php?p=1&pref=22&cl=9&cic=22_09_0004
南欧ふうの白い塗り壁が目を引くS邸。竣工後7年が経ったこの春に、外構に大幅に手を入れたことで、さらに家が引き立つようになったという。歳月とともに味わいを深める家を訪ねた。
希望にぴったりだった
家和楽工房との出会い
漆喰の壁にテラコッタタイルの床が明るい雰囲気の玄関を入り、2階のLDKへ向かう。LDKの開口部の向こうには広いバルコニーがあり、そのさらに先には沼津アルプスと呼ばれる戸倉山の山並みが見える。Sさんの家を設計した家和楽工房の植松章社長は「2階のリビングからの眺望を大切に設計しました。山並みの曲線に合わせて、バルコニーの手すりもやさしいラインに仕上げているんです」と話す。
Sさん夫妻が植松さんと出会ったのは、家づくりを考えて、住宅展示場に行ったり、雑誌や本などを見ていた時だったという。新聞の折り込みチラシで家和楽工房を知り、実際に植松さんが設計した家を見学してみた。「住宅展示場でハウスメーカーの家を見て〝何かが違うと感じていたので、植松さんが設計した家を訪れたとき、自然素材を使っていることや、細部にまでこだわったデザインに魅かれました」(奥さん)。「設計の際の応用力というか柔軟性もありがたかった。プランを提案していただいてからは、何度もやりとりをして、濃い時間を過ごさせてもらいました」(ご主人)。こうして、夫妻の希望どおり、ヒバや檜などの国産材や漆喰、オスモの塗料などの自然素材をふんだんに使った住まいづくりがスタート。当初は7ヵ月の予定だった建設期間が10ヵ月に延びたが、「楽しかったので、ずっと建てていたかったです。竣工するのをさみしく感じるほどでした」と笑う。
※電子書籍でご覧いただけます。
http://www.chilchinbito-hiroba.jp/Contents/22/6/22_06_0001/shizuoka_uematsu_b43/index.html
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