栃木県住宅事例「子育てが楽しい! アイデアいっぱいの木の家」無垢杢工房㈱イケダ
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家相にこだわったむずかしい家づくり。しかし、奥さまと設計士のアイデア、それに家具もつくる工務店の技術により、子どもたちがのびのび遊び、ママとお友だちが緩やかに時間を過ごす居心地の良い家ができた。ご主人は家づくりに大きな満足を感じ、人のつながりの大切さを知った。
「キッチンに立っていると、下の子はカウンターでお料理ごっこ、上の子は床で工作をえんえんとやってます(笑)」。そんな時間がとても好きと、奥が微笑む。ママ友たちが子連れで週2回以上遊びに来るそうだが、お兄ちゃんと男の子たちが2階へ行ってしまっても、吹抜けを通して今誰が泣いた、誰が笑ったとすぐわかり、「安心してお茶してられるのがいいです。他のママたちからは『この家、絶対引きこもれないね(笑)』って言われてます」。特にキッチン側に立ったときに皆から、「ここがこの家でいちばんいい位置」と言われるという。立ってみると確かに、1階から階段、吹抜け、2階と、広く見渡せ、実用的なだけでなく、何とも気分がのびのびする。
キッチンまわりはちょっとユニークで、シンク前のキッチンカウンターが、片方はそのままダイニングテーブルにつながり、もう片方は階段前まで伸びる。カウンターとテーブルをつなぐアイデアは、雑誌を見て思いついた。逆側に階段を、と提案したのはイケダで設計を担当する髙山毅さんだ。「お母さんが料理しているのを見ながら子どもたちが階段を下りてくるのがいいなあと思って」。男性ながら料理好きで2歳児のパパである髙山さん、実に柔らかな子ども目線、主婦目線をもつ。話し合ううち、階段前に棚もつくろうということになり、ここに絵本やおもちゃを置いたらお友だちのたまり場に。
※電子書籍でご覧いただけます。
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